このところ、私にところにHPを通して依頼が多いのが

「実施者になってもらえないか?」 です。

どうやら、現在契約している産業医が実施者になってくれないようです。

多くの企業は開業医の先生と産業医契約をしていて、私の専業産業医と契約している企業はまだまだ少ないです。

(実際に愛知県内で専業産業医で独立開業している先生自体も少ないです。)

開業されながら産業医をされている先生方にとっては

”余分な仕事が増える”

”メンタルに関与したくない”

という気持ちがあるのが多くの理由でしょう。

 

さらに、愛知県医師会の医師向けのストレスチェック研修でも、

「実施者はリスクが高いから、安易に請け負わない方が良い」

と言っているようですから、なおさらですね。 実際、起きうるであろうリスクについて、小生が述べています。

実施者、共同実施者としてのリスク

医師には医療行為にて訴えを起こされたときには 医師賠償保険に加入していれば、様々な費用は払ってもらえます。 しかし、この対象も見解が一致していません。

医師賠償保険についてですが、 東日本は損保ジャパン、 西日本は東京海上日動 が請け負っています。

私の聞いたところでは、 損保ジャパンの見解は、 「ストレスチェックは医療行為には該当しないので、医師賠償の対象範囲外」

一方、東京海上日動は 「ストレスチェックは医師賠償の対象内」 としています。

両社の中の人に聞いておりますので、信憑性が高いです。 このように会社によって見解が違うのであれば、ストレスチェックに絡んで 裁判に巻き込まれたときはどうなるのでしょう?

心配ですね。 まずは医師会が両社と協議し、しかるべき声明を発表することが大事でしょう。

リスクが担保されない限り、なかなか実施者になってくれる産業医はいないかもしれません。

ただ、リスクが担保されても、”余分な仕事が増える””メンタルに関与したくない” という理由でなってくれないでしょうね。

 

人事・労務担当者の皆さん、 名義貸しの産業医、メンタルが診られない産業医は考える時期かもしれません。

新しい法律に対応できない弁護士、会計士、社労士、税理士ならすぐ交代させますよね。

産業医はなぜ、交代させないのですか?

しがらみ?

医者だから恐れ多くて言えない?

コストをかけたくないから?

 

「良い産業医を雇うなら、それなりにコストもかかります。」

東京の某超有名産業医の言葉です。